生徒の学習意欲を高める方法!試験範囲が決まった定期試験はいらない!

志学舎

1. はじめに

今日は2019年初授業で、カリキュラムに沿った授業ではなく、自分の学習意欲や今後の人生について生徒に考えさせました。

「なぜ勉強しているのか」「本当は勉強したくないのではないか」などを考えさせ、それを今後の学校革命の糧にしていこうと思います。

今回は、生徒の学習意欲を高める方法についてお話ししていきます。

2. Well-being Marketing Japanの発展途上国学校設立プロジェクト

これから発展を遂げる注目の国はどこ?海外に学校設立を考える!でお伝えしたように、当社では将来的に、発展途上国での学校設立を大目標にしています。

この話しを、新年初めの学校の授業に取り入れました。

Well-being Marketing Japanが発展途上国に学校を設立する理由は、今後発展が見込まれる国に教育を供給することで、より国の発展が加速すると考えるからだという話しをすると、生徒は「すごい…」「おーっ!」という反応の一点張り。

ただ私も「発展途上国に学校を設立する」という大目標を達成するまでに、細かな小目標を達成していかなければなりません。

資金だけでなく、言語の学ぶ必要もありますし、何度も現地視察に行く必要があることも想定しています。

生徒には「私の大目標を実現するためには、細かな小目標をいくつも設定する必要があるし、大目標を達成するまでに相当な時間がかかることを予想しています」と伝えながら、生徒に目標の達成の手順について講義しました。

この話しを生徒たちにしているときに「今目の前にいるあなたたちを見捨てているわけではない」ということを伝えなければと思ったのです。

3. 先進国での教育

発展途上国での学校設立の話しをしていると、先進国である日本で教育を受けている、目の前にいる生徒たちを見捨てるのか?というふうに伝わってしまうかもしれません。

私は決して日本での教育を見捨てているわけではなく、むしろ意欲的に学校革命を進めていきたいと思っています。

ただそれは、専任教諭でなければ実行できないことであり、今の自分にそれはできません。

それはさておいて、今の日本の教育に関して、私が思う疑問を生徒にぶつけてみました。

普段の「学び」に強制力を感じていないか??

授業や勉強が好きという生徒は、母集団に対して一握りの割合しかいないでしょう。

なぜなら、生徒にとって授業や勉強は、教員・教師から与えられたものを暗記したり、課題の提出、試験の受験をいわば「強制」するところから、逃避していることが考えられます。

人は、他から強制されて何かをさせられるのは、意欲がわくことなくこなしてしまうものです。

まさに今日提出期限だった冬休みの宿題も、半数ほどしか提出していませんでした。

「普段の授業も、今日提出の冬休みの宿題もいやいややっていますか??」と生徒に聞くと、「どちらかというと宿題だからやらないといけないという強制力を感じる」と言っています。

ここが先進国の教育現場の問題の1つなのです。

発展途上国では教育を受けたくても受けられない環境があり、学ぶためにも筆記用具もノートもない状態。

それに対して先進国では、教育を受けられる環境が当たり前で、しかも国や教員・教師がカリキュラムを作成して、授業を展開し、定期的に試験を課してくる。

国や教員・教師がカリキュラムを作成するのはいいのですが、生徒がもっと能動的に学習する環境を作らなければいけないのです。

生徒に能動的な学習を促すためには不必要な定期試験

生徒に「もしあなたたちに強制感を抱かせている宿題や定期試験がなかったら、みんなは自主的に学習するかな??」と聞くと、意見はさまざまでした。

「宿題や定期試験がないのならゲームをする」「寝る」といった意見が多いなか、「宿題や定期試験がないと何か危機感をおぼえる」という生徒もいて、その意見が出たときは、冗談めいて「ゲーム」「寝る」と言っていた生徒が神妙な面持ちになりました。

今、定期試験が廃止され、実力試験を実施している学校の例もあります。

みなさんも定期試験を受けた経験があると思いますが、定期試験は固定された試験範囲があり、試験期間が近づくと、生徒は徹夜して試験に向けての学習をする。

そして試験を受け終わったと同時に、その記憶はほとんど頭に残っていない。

この「定期試験」は果たして意味があるのでしょうか。

定期試験を行なうくらいなら、日々の小テストを実施し、せまい試験範囲の中で試験を実施する。

自分の試験の点数が思わしくないと感じた生徒は、自主的に再試験を受けに来る。

再試験に関しては教員・教師が強制するのではなく、再試験を受けに来て、点数が良ければその成績が反映される。

教育現場では試験を「定期」に行なうことに執着していますが、何も試験を定期的に行なう必要はありません。

定期試験を廃止し、小テストの実施回数を増やすことで、徹夜するような学習スタイルはなくなるでしょうし、再試験を自由に受験できることで、生徒は試験に対しての強制力を薄めることができるでしょう。

このようなしくみを採ると、定期試験のときにあった生徒への負担を減らすことが可能で、実際に定期試験を廃止した学校の生徒は、負担の大きい学習をしなくていいため、成績が上がったといった結果が出ています。

4. まとめ

今回は、生徒の学習意欲を高める方法についてお話ししていきました。

発展途上国と先進国の教育現場の違いがお分かりいただけましたでしょうか。

当社は発展途上国への学校設立を大目標にしていますが、先進国である日本の教育にも目を向けています。

定期試験廃止の例をあげながら、生徒へ強制力をかける教育体制を廃止することで、生徒が能動的な学習に取り組むことができるでしょう。

そのような革命を導入したいと思った方は、今すぐ導入へ向けて動くべきです。

会社企業の方にもいえますが、思い立ったことはすぐに行動に移して確立させる活動を行なうといいでしょう。

何に関しては「スピード」が命です。

今回の記事をお読みになって、みなさんの躍進力になれば幸いです。

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