教育現場でお金の話しはタブー?!子どもから必要な金融リテラシー!

志学舎

1. はじめに

日本ではお金儲けすると批判的な目で見られることが多々あります。

また教育現場でもお金の話しはタブーな雰囲気を感じる場合があるのです。

しかしお金は一生付き合うものですし、ないと困るものですので、子どもに対してお金の話しは十分に伝える必要があるのです。

今回は、子どもにお金のことを教える金融リテラシ―について考えていきます。

2. 子どもに正確な金銭感覚をもたせるために金融リテラシーは必要

日本では、15歳以上(中学生は不可)になると社会人として働いて収入を得ることができます。

お金は一生付き合っていかなければならないもので、正確な金銭感覚をもたせるためには、幼少期の子どもに対しても、お金の話しをきちんとしなければいけません。

お金には、ものの価値を図る機能やものと交換する機能があります。

とくにものの価値を図るという意味では、子どもはものの価格がいくらかという認識がもてていません。

例えば、家族5人で食事をしたときに、合計10,000円分の食事をしたとしても、子どもに「今日の食事代はいくらくらいだと思う?」と聞くと、「うーん、150円くらい??」と答えることもしばしば。

ものの価値や支出入のやりくりができるようになることで、経済的自立をさせることが可能です。

そのためには、子どもに対してもお金の話しや使い方など、金融リテラシーについて考えさせる必要があるでしょう。

お金は「労働」「もの」「サービス」の対価

お金はタダでもらえるものではなく、働いたことに対しての対価として給料が支払われます。

お年玉のように、自分はとくに何もしていないのにお金がもらえるなんてことはありません。

2019年1月7日に締め切られたZOZO TOWN前澤友作氏による「100名様に100万円のお年玉プレゼント」という企画がありましたが、このような企画はごくまれな話しです。

まず、子どもに教えていかなければならないのは、お金は対価であるということ。

働いたらお金はもらえますし、働かなければお金はもらえません。

子どもにお小遣いを渡している家庭がありますが、単に決まった金額を渡すだけでなく、何か手伝わせて、その対価としてお小遣いを渡すのもいいでしょう。

もちろん、お小遣いの使途は自分できちんと考えさせなければいけません。

自分がお手伝いをして得たお金は、自分のほしい「もの」「サービス」を手に入れるときに使います。

このようにお金は働いたことからの対価、もの・サービスを手に入れるときの対価として認識させる必要があるでしょう。

自分の好きな仕事をして得たお金は対価以上のものが感じられる

世の中にはさまざまな仕事がありますが、同じ100,000円を稼いだとしても、自分が好きな仕事をして得たお金と、自分がやりたくない仕事をやって得たお金は、金額は同じですが、仕事をしているときの気持ちが大きく異なります。

好きな仕事をして得られたお金は、自分でやりがいを感じますし、お客様の喜ぶ姿をみると、対価以上のものが感じられるでしょう。

単に、お金は労働の対価として認識させるのではなく、働くということはお金だけではなく、プライスレスなものが得られることを伝えると、将来的な子どもの労働意欲を沸かせることも可能です。

お金の使い道を考えさせる

子どもには、お金の使い道にはどのようなものがあるのかを考えさせる必要があります。

具体的には、以下の5つに分類できますが、いきなり答えを出すのではなく、子ども自身に考えさせるといいでしょう。

●自分に必要なものを買う
●自分の欲しいものを買う
●プレゼントなど他の人のために使う
●将来のために貯金しておく
●増やすために使う

これは大人もそうですが、例えば月のお小遣いが3,000円の場合、1年間のお小遣いが36,000円です。

これを一括で渡して、自分でどのように使うのかを考えさせるのもいいでしょう。

「増やすために使う」というのは、株の話しを子どもにすると、お金の増やし方を教えることもできます。

この話しは、また後日させていただきます。

3. お金の話しは子どもにオープンにすると効果的

子どものうちから金銭感覚を身につけるためにも、家庭内のお金の話しはオープンにすると効果的です。

例えば、習い事にいくらかかっているのか、月の食費・光熱費はいくらなのか、家のローンなどの借金はどれくらいあるのか、車を買うのにどれだけのお金がかかっているのか…。

大人がこのような話しをしていると、子どもが食費・光熱費、住宅、車などのだいたいの価格を頭に入れることができますし、金銭感覚も身についてくるものです。

大人も金融リテラシーについて考える

子どもに金融リテラシーを行なうためには、まずは大人が自分のお金に対する価値観を見直さなければいけません。

お金をなんとなく使っている方が多いと思いますが、子どもにお金の使い方を教えるときは、計画立てたお金の使い方を教える必要があります。

月にどこに・どれだけのお金が必要なのか、そのためにはどれだけのお金が必要なのか、そのお金を稼ぐためには、どのような働き方をしなければいけないのかについて考えなければいけません。

4. まとめ

今回は、子どもにお金のことを教える金融リテラシ―について考えていきました。

お金は一生をかけて「得る」「使う」ものです。

子どもが小さいときから金融リテラシーを行なうことで、子どもが適切なお金の使い方について考えるでしょう。

お金の大切さを伝えるためにも、単にお小遣いを渡して、お小遣いの範囲でやり繰りさせるだけでなく、お手伝いをさせるなど、お金を得るためには働くこと、誰かの役に立って労働することでお金が得られるということも伝える必要があるのです。

日本では子どもに対してお金の教育をする機会が極めて少なく、とくに教育現場でお金の話しをするのはタブーな雰囲気が漂っています。

もしお金の話しをして、子どもがそれを実践して失敗した場合、教えた側に責任が追及されることを恐れているのでしょうか。

お金の使い方を教わって、それを実践して失敗したとしたら、それは失敗した本人の責任であることも教える必要があります。

そのような意味でも「金融リテラシー(読み解く力)」なのです。

次回も子どもへのお金の教育の話しをしていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました