学校教員・教師・先生の授業力とは?教えない授業を展開しよう!

志学舎

1. はじめに

学校教員・教師・先生は生徒に基礎学力をつけさせる役割を果たしていることに間違いありません。

しかし昔のように一方的に知識・教養を詰め込むような指導は古い指導スタイルとなっていますし、そもそもそのような学習指導の方法は、学校現場にふさわしくないのです。

今回は、学校教員・教師・先生の真の授業力についてご紹介します。

2. これからの学校教員・教師・先生に求められる授業力

日本では中学校まで義務教育となっており、憲法でも保護者は子どもに「教育を受けさせる義務」を明記しています。

中学校まで義務教育であるのにもかかわらず、中学3年生の約98%は高等学校へ進学します。

最近の中学校では高校入試に向けた学習指導を行ないますし、高等学校では大学入試に向けた学習指導を行なうことが一般的です。

以前の学校教員・教師・先生は、生徒を受験に合格させるために、一方的知識・教養を詰め込むための授業展開がほとんどでした。

しかし最近ではその授業スタイルに変化がみられるようになっています。

では具体的にどのような授業スタイルになっているのかみていきましょう。

知識・教養を一方的に詰め込む授業スタイルは生徒にとってプラスか?

2019年時点で30代以上の方は、学校教員・教師・先生が一方的に喋りまくる授業スタイルだったのではないでしょうか。

当時は授業内容を分かりやすく展開できる先生が高い評価を受けていました。

私も学校教員・教師・先生が一方的に知識・教養を詰め込む授業を受けてきましたが、真剣に授業を聞いていても右から左へ話しが流れることが多かった気がします。

私は現職の学校教員・教師・先生として授業展開していますが、私も昔は一方的に知識・教養を詰め込む授業展開をしていたのです。

そのときの生徒の様子は学年・クラス・コースによりますが、きちんと授業内容が頭に入っているのか、どこか退屈さを感じさせているような気がしてなりません。

一方的に知識・教養を詰め込む授業は生徒にとってプラスなのかを考えたときに、私はプラスでないと感じました。

なぜなら、生徒は一方的に学校教員・教師・先生の話しを聞き、知識・教養が増えていることは間違いありませんが、生徒が自分の頭で「考える」ことをしていないのです。

つまり生徒が受動的な授業は、生徒にプラスになっている授業とはいえません。

2019年12月30日の記事で、小学校・中学校で実施されている全国学力テストについての記載があり、各学校は生徒の実績を残すために、全国学力テストの過去問を解く時間を多くとっているようです。

実績を残すために、一方的に知識・教養を詰め込む授業を展開せざるを得ない学校もあるだけでなく、学校教員・教師・先生も採点する時間など、大きな負担もあります。

今求められる授業スタイルは、生徒を動かす授業なのです。

学校教員・教師・先生の真の授業力=生徒を能動的にする授業

生徒を能動的にする、生徒を動かす授業は簡単なことではありません。

なぜなら単に基礎学力をつけるために一方的に知識・教養を詰め込む授業を展開するのではなく、生徒に考えさせ、調べさせ、発表させる授業を学校教員・教師・先生が考える必要があるからです。

前述のように、人は他者が言ったことを100%聞き取って、頭に残すことはできません。

だからこそ基礎学力を定着向上を図るためには、生徒に考えさせ、調べさせ、発表させながら「能動的」に学習させることが求められます。

そのときに生徒一人で考えさせ、調べさせ、発表させるよりかは、複数の生徒とのグループワークを取り入れることで、他者の意見を聞き、参考にすることが可能になります。

社会では一人で仕事をするよりかは、チームを作って仕事を行なう機会が多くあるからです。

学校教員・教師・先生は決められたカリキュラムや進度がありますので、頻繁にグループワークを導入するこはできませんが、私も可能な限りグループワークを導入しています。

能動的授業の展開には学校教員・教師・先生の幅広い視野が必要

実際にグループワークを導入したとき、生徒をうまく能動的に活動させられているかが心配になるときがあるでしょう。

普段の授業もそうですが、グループワークをした結果、生徒に何を学ばせたいかを明らかにして、授業計画を綿密に立てなければなりません。

そうでないとせっかくのグループワークがグダグダになります。

グループワークを行なう際に指導書のようなマニュアルはありません。

ただ生徒をうまく能動的にグループワークをさせている学校教員・教師・先生に共通していえることは、学校教員・教師・先生が幅広い視野をもっているということです。

例えばSDGsの研修を受けるのもいいでしょう。

出張が可能であれば、発展途上国を含めた外国へ訪れ、日本とは異なる文化・習慣をみること、また外国で行なわれている教育を視察するのも大きな収得があります。

視野の広い学校教員・教師・先生ほど、グループワークのテーマ設定に長けていたり、生徒のためになるグループワークが実践できるでしょう。

グループワ今回は、学校教員・教師・先生の真の授業力についてご紹介します。ークをより効果的なものにするためにはICT教育を交えることがおすすめです。

3. まとめ

今回は、学校教員・教師・先生の真の授業力についてご紹介しました。

現代の学校教員・教師・先生は、一方的に知識・教養を詰め込む授業を展開するのではなく、グループワークなどを通じて、生徒を能動的に動かすこと必要があります。

能動的な学習は、受動的な学習よりも基礎学力の定着が見込めるのです。

生徒に能動的な学習をさせるためには、学校教員・教師・先生が幅広い視野をもつことで、グループワークのレベルが高くなります。

今回の記事を参考に、生徒の「ためになる」授業展開を実践されてはいかがでしょうか。

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