1. はじめに
2019年1月19日(土)・20日(日)にわたって大学入試センター試験が実施されました。
また地域によっては私立中学入試も実施されているようです。
試験は今後の人生を決定する大切なもの。
今回は試験から考えられる「人生」についてお話しします。
2. 試験結果が出たら自分で自分を褒める
実際にセンター試験・私立中学を受験された方、お疲れさまでした。
そしてお子さんをサポートされてきた保護者様もお疲れさまでした。
あとは試験結果を待つのみでしょう。
まずは試験を終えた自分を褒めてあげてください。
今日受験した試験に向かって、何ヶ月もの時間を費やしたでしょう。
自分の好きなことも我慢してきました。
自分で受験すると決めたといえども、やりたいことを我慢してここまでやってきたことに間違いありません。
まだ試験結果が出ていなくても、今日まで努力してきた自分を褒めてあげてください。
そして試験結果が「合格」だった場合、さらに自分で自分を褒めることができるでしょう。
万が一、試験結果が「不合格」であっても、自分を責める必要はまったくありません。
3. 試験はあくまでも人生の1つの通過地点にすぎない
試験に不合格だった方がショックを受けるのは当然のことだと思います。
自分が努力して時間や労力が多く感じている分、立ち直るのに時間がかかるでしょう。
ただいつまでもショックを受けているのではなく「切り替える」ことが必要です。
瞬時に切り替えることで心の負担が軽くなる
私も昔は中学入試で不合格になり、ショックを受けたことがありますが、いつまでもネガティブになっていても、何も生まれないことに気づきました。
そこからでしょう、私がプラス思考になったのは。
ネガティブな性格なままだと、どんどん悪い方向にものごとを考えてしまって、結局は負のスパイラルに陥るだけで、何もプラスのものを得ることがないのです。
プラスのものを得ないほど、限られた人生の時間を無駄遣いしていると思いました。
だからショックを受けるのは一瞬だけ、数秒で次に進むことを考えるようにしています。
そのほうが心の負担もありませんし、瞬時に切り替えることで次のステップへ進めるわけで、次にいい結果を出せばいいのです。
センター試験で思った以上に結果が得られなかったり、受験で不合格になっても、死ぬわけではありませんし、そこで人生が終わるわけではありません。
その志望した大学・中学がすべてではありませんし、他にも道はたくさんあるはずです。
センター試験・中学受験は、あくまでも人生の1つの通過点にしかすぎません。
人生の失敗は必ず自分の糧になる
私も受験に失敗した経験がありますので、合格した方の気持ちも、不合格になった方の気持ちも分かります。
当時中学入試で不合格になった学校に合格していれば、今とは違った人生を送っているでしょう。
それがどのような人生かは分かりませんが、その学校へ進学することが成功なのか失敗なのか、その学校へ進学することで幸せを感じるのは知る由もありません。
ただ、今となって言えるのが、違う学校へ進学したことで、良き友人・先生とめぐり会い、幸せな中学・高校生活を送ることができました。
高校卒業後も、人生良いことばかりではありませんが、出身校に進学して良かったと、つくづく思います。
万が一、受験に不合格になった場合も、今はショックを受けているかもしれませんが、人は将来的にそのときの失敗も「あのとき失敗でも良かったかな」と思えるものです。
そして何よりも、人生の失敗は将来必ずプラス要素になるということです。
失敗の数が多い人、その分人生経験値が豊富ですので、自分や周りを上手にコントロールすることができます。
一瞬の失敗にいつまでも執着してはいけません。
ショックを受けるのは一瞬だけでいいです。
すぐに切り替えられる人ほど、飛躍的に人として成長します。
4. まとめ
今回は試験から考えられる「人生」についてお話ししました。
受験生にとって試験の合否は人生を大きく分けるものです。
試験に合格していれば、思い描いていた人生を進むことができるでしょう。
試験に不合格だった場合は、もちろんショックを受けますが、そのショックを受けるのは一瞬だけにして、いつまでも引きずっていても、あなたにプラスはありません。
志望校に合格していたことで幸せを感じるかもしれませんが、その学校へ進学することで、将来幸せになれるとは限りません。
「そんなことないだろ、志望校に合格したほうが幸せになれる」と思われるかもしれませんが、私はそうでない方の人生も見てきています。
志望していなかった学校に進学しても、将来的に幸せを感じることがほとんどで、そのときに「あのとき受験に失敗しても良かったかな」と思えるものです。
社会人になると結果ばかり求められますし、結果しか見られません。
結果が出るまでのプロセスは誰も評価してくれないのです。
ただ私は、受験生が合格であっても不合格であっても、志望校という目標に向かって努力した自分を、そしてそのプロセスを評価しています。
これからも地道な努力を忘れることなく、1歩ずつ前進してください。
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