オンラインテレワーク仕事は可能?これまでの古い働き方を見直そう!

IT事業

1. はじめに

新型コロナウイルスの猛威が収まらない中、オンラインでのテレワーク(在宅勤務)で仕事を進めることが推進されています。

これまで勤務先に出勤することが当然でしたが、新型コロナウイルスの影響で、人は今、勤務の形態を見直す時期にきているかもしれません。

今回は、オンラインでのテレワークでの仕事は可能なのかについてご紹介します。

2. オンラインをフル活用!これまでの古い働き方を変えよう!

2020年4月21日現在、新型コロナウイルスの影響で、日本政府は7~8割以上の人との接触を避けるように発信しています。

しかし通勤時間帯の品川駅などの風景を見ていると「普段より少し人が少なくなったかな?」という程度で、実際のところはいつも通り出勤せざるを得ない方が多いようです。

つまり、会社企業がオンラインを利用した勤務体制への切り替えに追いついていない現状があるわけです。

一方で、接客業、建設業、宅配業、タクシー業など、現状ではオンライン業務が不可能な仕事もあり、新型コロナウイルスで緊急事態宣言が出されている中、毎日本当に感謝に尽きます。

ただこれを機に、働き方を考え直す必要があるのではないでしょうか?

必ずしも毎日オフィスに勤める必要があるのでしょうか?

毎朝大阪市内へ向かう電車の中を見ると、すし詰め状態で人が敷き詰められ、日々の疲れ・ストレスからか、その表情は死んだ魚のようになっている姿が窺えます…。

その姿を見ていると「そこまで毎日オフィスに行かなければならないものか?オンラインを使えば人々の疲れやストレスは緩和できるのではないか?」とつくづく思います。

ここでは会社企業や私立学校が行なっているオンラインでの取り組みについてみていきましょう。

会議はオンライン

日本政府はテレワークを推進していますが、社内や学校内でも会議を開かなければいけない状況は多々あるでしょう。

従来では、会議は複数の人間が一カ所に集まって話し合いをしていましたが、私は教職員をしながら日々の職員会議のあり方に疑問を感じていました。

会議開始の時間に、会議に参加する人が一カ所に集まる必要があるでしょうか?

私立学校の職員会議は、通常の勤務時間外に行なわれることがほとんどで、勤務時間外にも関わらず職場にいなければいけない。

このようなことを言うと「だから変形労働時間制を採っているじゃないか!」と言われますが、そうではなくて、そもそも会議を開く際に、全員が一カ所に集まる必要がありますか?ということを考えてほしいのです。

新型コロナウイルスの影響により、会議やテレワークで相手とのやり取りが必要な場合はZoomを使っているところが多いように、わざわざ話し合いをするために一カ所に集まらなくても、十分に話し合いはできます。

ただZoomについてはセキュリティリスクが問題視されているため、Zoomを利用する際は以下のことに注意してください。

・常に最新バージョンのZoomを公式サイトから入手する

・Zoom会議のURLが正規のものかよく確認し、安易にクリックしない

・フィッシングなど、最新の攻撃手口を知り、騙されないよう注意する

・会議には必ずパスワードを設定し、URLやパスワードは適切な参加者のみに教える

・画面共有を「ホストのみ」に設定する

・ミーティングIDを毎回自動的に生成する

・「ファイル転送」を無効にする

・参加者が会議に出入りしたときに音を鳴らし、気づけるようにする

・「待機室」の機能を使い、承認したユーザのみが参加できるようにする

・Zoomにログインしている認証されたユーザのみが参加できる設定する

・参加予定者が集まり会議が開始したらロックし、想定外の参加者が入れないようにする

テレビ局はクラスター(集団感染)を避けるために、ゲスト等をオンラインでつないでいますが、そのときに使用されているのはZoomではなく日本マイクロソフトSkypeです。

このような問題点に注意すれば、十分にオンラインでの会議は可能です。

オンライン会議が日常になれば、例え人が遠方にいたとしても、決まった時間にオンラインでつながることで話し合いはできるでしょうし、会議の参加者の時間を少しでも拘束しなくてよくなります。

ハンコもオンラインで押印

新型コロナウイルスによりテレワークが推進されている中でも、出勤している方は多くいて、出勤されている方の中には、書類にハンコを押す必要があって出勤している方もいます。

ハンコ…、私も教職員で勤めていたときに、1つの書類を提出して学校に許可申請を出したとき、複数の上司のハンコを経たうえで、許可が下りるシステムでした。

有給をとるだけでも、複数の上司の許可を得なければいけないのです。

このシステム、不思議だと思いませんか??

何のためにこれだけ複数の方の許可を得なければならないのでしょうか?

有給に限らず、許可申請書類を出した私が、もし何かしらの問題を起こした場合、押印した方の誰が責任を負うのでしょうか?

複数の方が押印すると、責任の所在は最上司に限らず、その他の上司にも責任が擦り付け合いになる気がしてなりません。

このように、そもそも複数の人間のハンコを押印させることも見直さなければいけませんし、わざわざハンコを押すために出社しているって…、そこに会社企業・私立学校経営陣が疑問をもつ必要があるでしょう。

書類もオンラインでやり取りしている時代、押印もセキュリティが完備されたオンライン押印が数年前からあるのに、それを利用していない会社企業・私立学校が多すぎます。

書類上のハンコなんて本人が押したかどうかの確証はありませんが、オンライン押印は基本的に本人がパスワード等を入力して押印するわけですから、オンライン押印のほうが確証高いといえるのです。

私はWell-being Marketing Japanという会社を立ち上げ、ホームページ作成やSEO対策を含めたWebライティング業務等を行なっていますが、クライアント様と契約する際に押印することはありません。

ネット上のやり取りは、すべてデータでやり取りの詳細や契約の内容が残されていますので、誰と誰がやり取りしているのかも把握できますし、一切の記録が残されているのです。

このようなオンライン社会でハンコが必要でしょうか?

2020年4月21日の報道では、IT企業のGMOも押印社会を辞めたそうです。

必要なもの、そうでないもの、取捨選択を見極める時期ではないでしょうか。

3. 労働者・生徒のことを考えたオンライン活用

他国と比べると、日本はオンラインの活用はまだまだ浸透していません。

日本政府もテレワークを会社企業に推進していますが、そもそも政府機関や永田町をはじめ、役所機関でオンラインが活用されているとは到底思えません。

先日お伝えした失業廃業で家賃が払えない!住宅確保給付金について職員に聞いてみたでご紹介した住宅確保給付金の申請、生活保護、特例給付など、すべて役所に行って、職員に事情を説明して、申請書類を作成・提出して、そこから数週間・数カ月も待ってようやく審査が通ったかどうかを知ることができる始末。

私も自営業ですから、新型コロナウイルスに関する相談を役所にしています。

私は恵まれていることに、政府よりスピーディーに政策を実行している大阪府にいますので、そのあたりのストレスが少ない気がします。

オンラインでの仕事が主となれば、労働者のストレスの1つである通勤をしなくてもよくなりますし、わざわざ会議室にいなくても決まった時間に会議に参加することが可能です。

ある学校は、オンラインで職員朝礼ができる環境にあるのにも関わらず、教職員は自分の担任をしている教室にいる。

それは濃厚接触を避けるためでしょうけど、新型コロナウイルスの感染を防止しなければいけない中、いまだに教職員を出勤させていることが信じられません。

経営陣は、休校することで生徒の生命を守るだけでなく、教職員の生命を守ることも同等に考えなければならないことを考えると、教職員も出勤させるべきではない。

そもそもなぜ出勤させるのかが聞きたい。保護者や生徒との連携、教職員同士、学校との連携がすべてオンラインでできるのに。

各私立学校の現況を見ていると、生徒とZoomを使ってホームルームをしたり、授業を公開している先生もいらっしゃいます。

2020年4月21日現在では、日本政府の緊急事態宣言はGW明けの5月6日としていますが、いまだに新型コロナウイルスの感染者数は増加傾向にあることから、私立学校では1学期間の休校を想定しなければいけません。

約3カ月間の休校ともなると、さすがにオンラインを活用しながら授業を展開しないことには、生徒の成長が阻害されることになります。

私は多くの会社企業・私立学校の先生とのつながりを持たせていただいておりますが、本当に素晴らしいご尽力をなされており、私も日々勉強させていただいている次第です。

これらのオンラインの活用は、新型コロナウイルスが終息したあともうまく活用することで、労働者や生徒たちにプラスに活用できることでしょう。

4. まとめ

今回は、オンラインでのテレワークでの仕事は可能なのかについてご紹介しました。

一部を除いた仕事についてはオンラインの活用は十分に可能であることがお分かりいただけたでしょうか。

勤勉な日本人は、会議1つにしても決められた時間に1カ所に集まる傾向にありましたが、通勤ことを含め、わざわざ真面目に1カ所に集まることはありません。

人によっては往復数時間かけて通勤していますが、その時間がオンラインによって削減できれば、もっと有意義な人生を送れることでしょう。

新型コロナウイルスは、2020年4月21日 21時現在で日本国内186名もの死者を出しており、非常に痛ましいですが、生きている人間は新型コロナウイルスの状況を機に、勤務体制やこれからの学校のあり方など、考えさせられる部分がたくさんあるはず。

今回の記事を参考に、オンラインを活用した働き方や生徒との接し方をご覧になっていただければ幸いです。

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