私立中学高校の教員・教師・先生になるには??

基礎学力育成部

1. はじめに

私立学校の「先生」は、生徒からするとみなさん「先生」ですが、雇用形態によって、専任教諭、常勤講師、非常勤講師に分類することができます。

これら3種類に分けられる「先生」はどのような雇用形態しているのでしょうか??

今回は私立中学・高校の先生になるにはどうすればいいのか見ていきます。

2. 私立学校の「先生」の雇用形態

先ほどお伝えしたように、私立学校の先生は雇用形態によって、以下の3種類に分けられます。

専任教諭

原則、終身雇用で雇われている先生。

学級担任、クラブ指導はもちろんのこと、管理職に就く場合もありうる。

校務分掌(学校を運営する業務)でも部長になる可能性もある。

給与は月給制が中心で、賞与を設定している学校がほとんど。

専任講師・常勤講師

原則、1年雇用の先生。

業務内容は、専任教諭と準ずることが多く、学級担任、クラブ活動も担当する。

校務分掌の割り当てもあるが、1年契約のため、部長などになることはない。

1年で契約終了となる場合もあれば、契約更新されるときもある。

給与は月給制が中心で、賞与を設定している学校がほとんど。

非常勤講師

原則、1年雇用の先生。

教科指導のみで、学級担任、校務分掌を担当することはない。

自身がクラブ指導を行ないたいという場合は、クラブ指導を担当することがある。

給与は授業1コマあたり○万円としているところがほとんど。

例えば1コマの給与が10,000円、週当たりのコマ数が15時間の場合、給与は単純計算150,000円となる。

3. 私立学校の先生になるには

私立学校の先生になるには、各学校で行なわれている採用試験を受ける必要があります。

私立学校の採用試験は、毎年行なわれているわけではなく、先生に欠員が出た場合に募集されるのです。

募集は、学校のホームページか、各都道府県の「私学連合」のホームページにアクセスすると、その都道府県内の私立学校の募集を一覧で見ることができます。

募集要項をみて、必要書類を送付したり、採用試験を受ける必要があります。

各学校によって採用までの流れはそれぞれですが、基本的な採用までの流れは以下の通りです。

第1次選考;書類選考

採用試験を受けるにあたって、求められる書類は以下の通りです。

●履歴書(4cm×3cmの写真付き)

●大学・大学院の成績証明書

●大学・大学院の卒業証明書

●志望理由書

●教員免許状

他にも必要書類が求められる場合があります。

これらの書類選考に合格すれば、次のステップに進みます。

第2次選考;筆記試験

筆記試験は、あなたが担当したい教科(教員免許状の教科)の筆記試験を受験します。

学校によって難易度はそれぞれで、私が受験したもので、最も簡単なものは難易度の優しい中学入試レベルのもので、難易度の高いものでは、難関私立大学・難関国公立2次試験レベルのものです。

その他、中学校や高校の定期考査レベルの出題をしている学校が多いように感じます。

多くの学校では、センター試験レベルの学校が多い傾向にあります。

学校が定める合格点に達していた受験者が、次のステップへ進みます。

第3次選考;模擬授業

模擬授業は、学校の教員の前で5~20分程度の模擬授業を行ないます。

模擬授業の内容は、学校から指定してくることが多く、第2次選考合格者に対して、教材のコピーが郵送されてきますので、それをもとにどのように授業するのかを考えて、模擬授業を行なうのです。

採用試験の中で模擬授業がかなりの難関といえます。

その理由は、各私立学校によってどのような学習指導を展開しているのかが異なるためです。

タイプ別に述べると、以下の3点に分けられるでしょう。

①教員が生徒へ一方的に分かりやすい授業をして、知識・教養を詰め込む授業

②教員が生徒にさまざまな問いを投げかけながら行なう双方向の授業

③Google ClassroomやロイロノートなどのICT機器を使った授業

受験した学校が、これらのうちどのタイプの授業展開を求めているかを知っておく必要がありますので、学校のホームページ等でどのような学習指導を行なっているかを十分に確認する必要があります。

またあなたが②・③のような双方向の授業を展開する準備をしてきたのにも関わらず、模擬授業を行なう前に「着席している先生方を生徒であると想定して授業をしてください。ただ先生方に当てたり解答を求めるのはやめてください。」と指示を出してくる学校もありました。

つまり採用試験受験者は、あらゆる状況を想定して模擬授業の準備を行なう必要があるのです。

第4次選考;面接

面接の形態は、以下のようにさまざまです。

「教科面接」;教科主任を含めた、同教科の専任教諭との面接

どの科目を担当することができるのか、どのレベルまで指導することができるのかを中心に話しをします。

「管理職面接」;校長・教頭・事務長などとの面接

校長・教頭とは、学校にどのように貢献できるのか、これまでどのような経験をしてきて、それを学校でどのように生かすことができるのか、クラブ活動についてなど、学校運営に関する話しをします。

「役員面接」;理事長・常務などとの面接

私立学校は法人であるため、法人の上層部の方と面接することがあります。

学校の教育方針・教育理念に基づいて、教員としてどのような活動をしていくのか、そのビジョンについて話しをします。

これらの採用試験を経て、合格すれば内定を受けることができます。

4. 私立学校の先生になるための対策

私立学校の先生になるためには、先ほどご紹介したような採用試験を受験する必要があります。

筆記試験では、自分の専門科目についての知識・教養の幅が問われますので、難関国公立大学2次試験、難関私立大学一般入試、センター試験レベルの問題演習を繰り返し行ない、高度な学力を身につける対策をする必要があるでしょう。

面接では、これまでの自分の人生経験値がものをいいます。

それに加えてコミュニケーション能力がなければ合格することは難しいです。

明確で現実的なビジョンを論理的に、かつ端的に話す必要があるため、面接は簡単なものではありません。

私立学校の場合、学校によって教育方針・教育理念が異なりますので、その学校に応じた面接対策が必要です。

筆記試験の対策は個人で行なうことができたとしても、模擬授業や面接の練習は、それらを熟知した人と練習しなければ意味はないでしょう。

これらの対策をお考えの方は、Well-being Marketing Japanの教員養成講座をご利用ください。

5. まとめ

今回は私立中学・高校の先生になるにはどうすればいいのか見ていきました。

教員・教師になる方法を初めて知った方もおられるでしょう。

内定までの道のりは、一般企業とは大きく異なることがお分かりいただけましたでしょうか。

専任教諭・常勤講師・非常勤講師の立場の違いや、採用試験の流れについて知っていただき、参考にしていただければ幸いです。

採用試験を受験する際は、豊富な知識・教養をもったうえで学力試験に合格するだけでなく、あらゆる状況を想定した模擬授業・面接の準備をしておかなければいけません。

模擬授業は・面接は何度も繰り返し練習する必要があるでしょう。

Well-being Marketing Japanでは教員・教師・先生をめざす方を対象に模擬授業・面接の指導を行なっております。

これまで複数の私立学校の採用試験を受験した指導者が指導を行ないます。

過去のデータにはなりますが一部の学校の採用試験について「この学校の採用試験は当時このような形式でした」といった情報も伝授することが可能です。

Well-being Marketing Japanはあなたが教員・教師・先生になりたいという目標の実現をお手伝いします。

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