商売人必須!経営マーケティングで考えるべき「商圏」とは??

IT事業

1. はじめに

社会人はみなさん経済活動を行なっており、とくに公務員以外の方はお客様を得ることの大切さを感じておられるでしょう。

お客様がいなければ収益がありませんし、収益がなければ会社企業を運営していくことはおろか、社員も給与を得ることできません。

ここでは数ある集客方法の一例をあげていきます。

2. 集客で大切な「商圏」を考える

集客を考える際には「商圏」を考えなければいけません。

自分の会社企業または店舗は、どこから来るお客様が見込めるのかを考えるのです。

一概に「商圏」といっても、以下のようにさまざまな商圏が考えられます。

スーパーの場合

スーパーの場合は、それほど商圏は広くありません。

10kmも20kmも先のスーパーにわざわざ買い物に行くことは考えにくいです。

私立学校の場合

私立学校であれば、学校が所在する都道府県内は商圏ですし、沿線沿いの近隣県も商圏に含まれるでしょう。

学校に着くまでに何度も乗り換えしないといけないような地域は、商圏ではありません。

ネット通販の場合

最後にもう1つ、最近ではネット通販を利用する方が増えています。

食料品以外はネットで購入するという方もめずらしくありません。

ネットで商品を購入すると、以下のようなメリットがあります。

●自分が買い物に行かなくても家まで商品を届けてくれる

●自分で重いものをもち運ばなくてもいい

●ネットのほうが商品が安い

ネット通販の商圏は、ネットでつながっている方すべてになりますので、全世界が商圏といえるでしょう。

商圏を考えることの大切さ

商品・サービスを宣伝するときに、自分の会社企業や店舗の商圏を考えることは大切なことです。

集客するためには自社の商品・サービスを宣伝しなければいけません。

宣伝をするときに、チラシをポスティングする場合は、ポスティングエリアを定めておかないと、広告費用が無駄になります。

今の時代、宣伝の仕方はネットが中心になっていますが、あなたのターゲットとなるお客様の年齢層によっては、ネットを使わない層もあるのです。

商圏を考えなければ宣伝方法も定まりませんので、まずは商圏をお考えになる必要があります。

3. 商圏を考えた集客方法の一例

ここまでで、あなたの会社企業・店舗の商圏はどこまでなのかをお考えいただけたでしょう。

商圏が定まれば、どのようにターゲットを「お客様」に変えていくかが重要です。

ここでは集客方法の一例をお示しします。

会社企業の集客方法

会社企業で扱う商品・サービスの種類はさまざまですが、有力なのは「価格.com」のような大型サイトに登録して、そこで自社の商品・サービスを売ることです。

例えばパソコンがほしいターゲットの場合、ネットの検索エンジンを使って「パソコン・○○(メーカー名)」と検索するでしょう。

このときに自社のホームページにヒットするようなSEO対策が必要ですが、それよりも上位表示されるのが「価格.com」のような大型サイトです。

大型サイトで商品・サービスを出しておけば、ターゲットは他の会社の商品と価格を見比べることができるという点で、閲覧者が多いのが特徴です。

大型サイトに商品・サービスを出すと、自社の名前を公表して商品・サービスを出すことになりますので、自社の名前の認知度も上がるだけでなく、自社のホームページを作成しておくことで、より自社のことを世に広めることができるでしょう。

自社の認知度を高めるのは、商売をやるうえで基本的な事柄です。

会社企業が集客するときになるべきことは、ホームページ作成、大型サイトに商品・サービスをのせることが必須といえます。

その他、Facebook, Twitter, InstagramなどのSNSを利用するのも効果的です。

自社を世に広めることができる手段は駆使する必要があります。

私立学校の集客方法

私はある学校に勤務していたとき、その学校を全力でアピールしていた時期があります。

私立学校の基本的なアピールは、公立中学校や学習塾へ訪問し、学校のポスター・ノベルティ・パンフレットの配布や、学校の紹介説明を行ないます。

また私立学校が一カ所に集まる「私学展」などは、多くの生徒・保護者が各私立学校に直接学校説明を受けたり、疑問を聞くことができるため、私立学校は私学展などへの参加は必須です。

私も公立中学校への訪問、私学展などへ参加し、積極的に勤務校をアピールしました。

保護者・生徒は、進学を希望する私立学校の情報は、ホームページを見ることがほとんどです。

私立学校のホームページをみていると、そのデザインはさまざまで、単に学校紹介をしているものもあれば、毎日の学校での出来事が記されているものもあります。

保護者や生徒は、日々更新されることのないホームページを見るよりかは、学校のようすや雰囲気を知るために、日々の出来事が書かれていると、より集客につながるでしょう。

学校のホームページ上のコンテンツで「現在作成中です」「現在工事中です」など、ページが表示されないようなホームページになっていないかを、再度確認してください。

進学を控えている生徒・保護者の方へ ー本当の学校見学とはー

ただ保護者・生徒の方は、学校のホームページをみるだけでなく、一番学校の雰囲気がつかめるのが「実際に学校へ行って、自分の目で学校を確かめること」です。

私は高校生の進路指導のときも、自分の目で大学を見ることをすすめていますが、学校が設定している「オープンキャンパス」の日に行っても、真の学校のようすを知ることはできませんので、平日に、学校が授業を行なっているときに見学にいくことを推しています。

オープンキャンパスは、学校を「良く」アピールする場所で、学校のようすを綺麗にみせているにすぎませんので、普段の学校のようすとはかけ離れているのです。

真の学校の姿を知りたい場合は、学校で授業が行なわれているときに、キャンパス見学をすることです。

直接私立学校に、キャンパス見学を申し出れば、進路指導部などの先生方が、校内の案内や授業のようすを見させてくれます。

生徒がどのような雰囲気で授業を受けているのか、休み時間をどのように過ごしているのかをみることが、本当の学校見学です。

地域密着型店舗の集客方法

商圏が特定の地域に限定されている場合は、店舗の看板やチラシの投函が効果的です。

私も個人塾の集客をしたときは、チラシの投函を行ないましたが、無作為にチラシの投函を行なうのは無駄だと思い、ポストにチラシを投函する前に、家のようすを見ることを心がけました。

玄関先に置かれているもの、自転車の大きさを見れば、どれくらいの年齢層が住んでいるかがつかめます。

また子どもたちの下校のようすを見ていると、どの世帯に子どもがいるのかが一目瞭然です。

広告費は意外とお金がかかりますので、地域密着型の店舗の場合は、このようにさらにターゲットをしぼるのもいいでしょう。

4. まとめ

今回は商圏を考えた集客方法についてご紹介しました。

会社企業は、お客様に商品・サービスを提供し、得た利潤をもとに会社企業を運営させる必要があります。

多く利潤を得たときは、社員の給与アップを図ることを視野に入れつつ、何よりも大切なのは、次の新しい商品・サービスを生み出すことに回すことです。

利潤が出たからといって、次の発展にお金を回さない会社は、倒産の一路をたどります。

「お客様が会社企業の商品・サービスを購入する」→「会社企業の利潤があがる」→「会社企業は新商品・新サービスの開発に利潤を投資する」→「新商品・新サービスでお客様がより満足する」という循環を生み出すことが、お客様にとっても、会社企業にとっても、国の経済にとってもプラスなのです。

利潤は投資することを忘れず、会社企業や私立学校は経営を維持する必要があります。

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