1. はじめに
以前に社会で求められる力・人材についてお話ししましたが、社会では即戦力になる人材が求められますが、即戦力を求めていない会社企業があることをご存じでしょうか。
今回は、社会で求められる力・人材は即戦力だけではないということ、採用面接を受けるときのポイントについて考えていきます。
2. どのような力・人材を求めているかは会社企業によりさまざま
一般には、新しく入社してきた社員は即戦力になってくれる人が望まれると思われがちですが、実はそうではない事実があります。
会社企業や学校の採用情報をみると、新入社員に即戦力を求める企業もあれば、とくに即戦力を求めないところもあるのです。
即戦力を求める会社企業は、社員教育をしなくてもすぐに結果を出してくれることを望んでいます。
即戦力を求めない会社企業は、会社企業の方針ややり方を一から刷り込んでいきたいと思っているのです。
私はこれまで数々の教員の採用試験の要綱を見てきましたが、「応募可能年齢は30歳まで」という学校もあり、注釈には「長期キャリアを図るため」としているところを見受けます。
学校の伝統や文化を守るために、他の特色が織り交ざらないようにしているのです。
それとは反対に、会社企業に外からの風を採り入れたい企業は、教員・教師経験が豊富な人材だけでなく、一般企業で勤務した経験のある人材を積極的に採用しています。
このように、会社企業や学校によって、求める人材は大きく異なるのです。
3. 採用面接で窺われるポイント!しっかり自分を売り込もう!
会社企業や学校に採用されるためには、必ず面接が実施されます。
面接は自分がどのような人材なのかをアピールする絶好のチャンスです。
自分をアピールするときは、事実をありのまま話して、自分を売り込む必要があります。
自分を売り込むときに、相手に伝わるように話しをすることは大切です。
ただ学生によくみられるのは、面接の練習をするときに、相手に伝わるように話しをすることばかりに執着した練習をしていること。
練習するのは構いませんが、話しの内容が充実していなければ、いくら面接官に話しが伝わっても意味がありません。
自分を売り込むためには、さまざまな社会経験をすることです。
ただ経験したことを面接で話しをしても意味はなく、その経験を踏まえて自分はどう成長したのか、その経験を生かして面接を受けた会社企業や学校で、どのように生かしていくのかを伝える必要があります。
会社企業や学校が面接で窺っているのは次のです。
●あいさつがきちんとできるか
●はきはきと話すことができているか
●会話のキャッチボール(会話のコミュニケーション)ができているか
●面接をうける会社企業・学校について可能な限り知っているか
●勤めるにあたって会社企業・学校にどう貢献できるか
●会社企業・学校の展望を踏まえて、将来的に何ができるか
これらのことを中心に、自分の経験を踏まえながら応対していくことが、採用時の面接では求められます。
4.「売れる人材」は多方面から求められる
芸能人は、売れ続けなければ、芸能界に生き残ることはできません。
大御所芸能人と呼ばれる方でも「もう自分は売れているから仕事が途切れることはない」と驕っている人はいなくて、日々努力していらっしゃいます。
売れるためには常に自分磨きをしているのです。
会社企業や学校の専任教諭のように、原則終身雇用であっても、自分磨きを続けることで、同業界以外からでも求められる人材になります。
例えば教員・教師であっても、講演会の依頼を受けることもあります。
つまり売れる人材は、さまざまなところから求められるわけです。
5. まとめ
今回は、社会で求められる力・人材は即戦力だけではないということ、採用面接を受けるときのポイントについて考えていきました。
会社企業や学校に求められる人材になることも大切ですが、まずは自分自身をしっかりもって、面接のときに、ありのままの自分を出せるようにしましょう。
売れる人材は、多方面から求められます。
求められるほど、自分の存在意義を感じることができ、生きがいを感じることができるでしょう。
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